情報・生産技術・ライフサイエンス 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年08月04日(火) 10:00~14:25
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構 、
上智大学、中央大学、東洋大学、中京大学
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発表内容一覧
発表内容詳細
- 10:00~10:25
- 製造技術
1)外観検査システムの誤判定を精密に補正できる外付けモジュール
中京大学 工学部 機械システム工学科 教授 橋本 学
新技術の概要
従来の外観検査システムでは、見逃しや過検出などの誤判定が避けられない。本モジュールを後段に追加すれば、これを正しい結果へと自動補正できる。現場でサンプル画像とその正解を与えるだけで、検査システム特有の誤判定の傾向を学習。多様な検査システムに適用できる。
従来技術・競合技術との比較
従来も、検査システムの出力を補正する機械学習型のモデルはあったが、本技術は、モデル学習時の被検査画像利用による補正精度の向上と、検査システムにとって苦手な画像の自動生成による学習効率化を実現し、実用性を高めた。
新技術の特徴
・見逃しや過検出のような画像検査システムの誤判定を自動補正できる機械学習型モデルを実現
・既にある、あるいは今後開発されるほとんどの検査システムに適用できる高い汎用性
・学習用画像の自動生成機能による高効率な学習
想定される用途
・製品表面の異常を高精度に判定する検査システム
・キズや異物などの欠陥部位の正確な把握を必要とする検査システム
・既に利用中の検査システムの性能改善
- 10:30~10:55
- 情報
2)ビットコインを用いた世界標準デジタル証明書
東洋大学 経済学部 経済学科 教授 澤口 隆
新技術の概要
卒業証明書や鑑定書などの“デジタル証明書”の発行・保持・検証ができるシステムを、W3C標準技術を用いて構築する。証明書の真正性および有効性の検証に必要なデータ(公開鍵と有効性フラグ情報)は、ビットコインのブロックチェーンに記録する。検証者は独立してデジタル証明書を検証することが可能となる。
従来技術・競合技術との比較
ビットコインのブロックチェーン(公開分散台帳)を検証可能データレジストリ(VDR)として用いることで、単一障害点を持たない検証システムが可能となる。中央集権的なVDR管理者を必要としないため、独占・寡占が生まれず、世界標準プロトコルとして国際的な標準技術となり得る。
新技術の特徴
・世界標準を目指したデジタル証明書
・単一障害点を持たないデジタル証明書の検証システム
・ほぼゼロコストでのデジタル証明書の発行と検証が可能
想定される用途
・卒業証明書
・検証可能な履歴書・職歴証明書
・デジタル鑑定書
関連情報
・デモあり
- 11:00~11:25
- アグリ・バイオ
3)微生物探索を速く・賢く・確実にするオープン型液滴アレイ技術
中央大学 先進理工学部 精密機械工学科 教授 鈴木 宏明
新技術の概要
数千~数万個のマイクロ液滴を、簡便かつ高速に基板上に配列・固定する「オープン型液滴アレイ」を開発した。マイクロ液滴は、その中に細胞を封入し、バイオ由来物質生産や細胞間相互作用をもとに細胞を選別するスクリーニングプラットフォームとして使われており、この技術の普及に貢献する。
従来技術・競合技術との比較
微小液滴を用いた細胞のスクリーニングには、そのほとんどが、セルソーター型の装置が用いられている。これは、細胞を含むマイクロ液滴を流路に流し、散乱光や蛍光を指標としてそれらをより分けるものであるが、瞬間的な情報のみに基づく。本技術は、液滴を固定するため、細胞の時間変化や詳細な外観情報をもとに確実なスクリーニングを可能にする。
新技術の特徴
・10秒程度で1,000個から10,000個のマイクロ液滴アレイを形成できる
・基板上に並んだマイクロ液滴内封細胞を観察し、回収できる
・細胞画像の機械学習と併用したスクリーニングが可能
想定される用途
・水産養殖業における、エビや魚類の感染症を防ぐ環境由来の拮抗細菌(プロバイオティクス)の発見
・農業分野における、化学農薬を代替する強力なバイオ農薬候補となる土壌細菌の探索
・創薬やバイオものづくりにおける有用物質(抗体や化成品原料など)の高生産株のスクリーニングへの展開
関連情報
・デモあり
・展示品あり
- 11:30~11:55
- 環境
4)好アルカリ性細菌による醤油粕の非加熱減量とアミノ酸製造
東洋大学 生命科学部 生物資源学科 教授 伊藤 政博
新技術の概要
本技術は、好アルカリ性細菌No.5株の培養上清を用い、アルカリ条件下で醤油諸味粕を分解・減量化するものである。オートクレーブ処理なしでも雑菌混入を抑え、5日間で諸味粕を約3分の1に減量でき、反応2日目にはアミノ酸量が最大化する。
従来技術・競合技術との比較
従来技術は、醤油粕の炭化・脱塩、燃料・肥料・飼料利用、漬物等への再利用が中心であり、処理工程や用途に制約があった。本技術は、好アルカリ性細菌由来酵素を用い、脱塩や高温処理を伴わずに減量化とアミノ酸生産を同時に行える点で優れる。
新技術の特徴
・脱塩・高温処理を必要とせず、アルカリ条件下で諸味粕を分解・減量化できる
・好アルカリ性細菌No.5株の培養上清を用いることで、5日間で諸味粕を約3分の1に減量化できる
・減量化だけでなく、反応2日目にアミノ酸量が最大化するため、アミノ酸製造への展開が期待できる
想定される用途
・醤油諸味粕の分解産物に含まれるオリゴ糖・オリゴペプチドを、各種有用物質生産菌の増殖用培地として活用する
・諸味粕を酵素分解し、アミノ酸やオリゴペプチドを含む高付加価値素材として、食品・飼料・発酵原料などへ展開する
・廃棄・低利用資源である醤油諸味粕を、微生物による有用物質生産の炭素源として再利用し、資源循環型プロセスに活用する
関連情報
・展示品あり
- 13:00~13:25
- アグリ・バイオ
5)DNA修復促進タンパク質を耐熱化して安定性を向上
東洋大学 生命科学部 生命科学科 教授 鳴海 一成
新技術の概要
DNA修復機構において重要な役割を担うPprAタンパク質の遺伝子に部位特異的変異を導入することで、耐熱性を著しく向上させたPprAタンパク質の変異体を提供する。耐熱性が向上することで長期保存を可能とし、また、リガーゼ連鎖反応 (Ligase Chain Reaction; LCR) の反応促進剤として機能する。
従来技術・競合技術との比較
野生型PprAは、至適生育温度30℃の細菌由来のタンパク質であり、熱ストレスに対しては比較的脆弱であった。新技術は、熱ストレス対策を施した耐熱性PprAタンパク質である。
新技術の特徴
・耐熱性向上(90℃120分以上の熱処理でもDNA結合能を維持)
・長期保存可能(4℃にて1か月以上保存してもDNA結合能を維持)
・耐熱性DNAリガーゼと耐熱性PprAタンパク質との組み合わせで、LCRを少量のDNAリガーゼで実現(LCR産物量の増加、伸長反応時間の短縮)
想定される用途
・高効率DNAクローニング試薬
・高効率LCR試薬
・DNA末端保護試薬
関連情報
・サンプルあり
- 13:30~13:55
- 情報
6)耳元の微弱筋電から舌動作を推定する『信号仮想化技術』~日常使い可能な高精度・ハンズフリーUIの実現~
上智大学 理工学部 情報理工学科 教授 矢入 郁子
新技術の概要
ヘッドホンやメガネ型のセンサから得られる脳波/筋電位の生体信号を使い、人工知能によって独自の2段階ステップで舌の動きを高精度で分類する技術です。こめかみや耳の下など、目立たない場所から取得した信号で舌を動かす筋肉の活動を予測し、そこから「舌を突き出す」「舌で上顎/下顎/頬などを撫でる」といった多様な口腔内動作を高い精度で特定します。
従来技術・競合技術との比較
従来の技術では、口の中に直接センサを入れなければならず不快感があったり、アゴの周りに電極をたくさん貼り付けて筋肉の動きを外側から直接測る手法が中心でした。本技術は、頭や耳の周りに触れるだけの非侵襲な簡易電極を使い、脳波や筋電位から直接かつスムーズに舌の動きを読み解ける点が画期的です。
新技術の特徴
・脳と筋肉のつながりを応用した「2段階のAIモデル」
・「なぞる速度」や「方向」まで見分ける高精度な多肢分類
・日常に溶け込む美観に優れた簡易端子による優れたユーザ体験
想定される用途
・PCやスマホなどあらゆる端末に対応可能な、これまでにない新しい入力装置
・騒音下や、静寂を保つ必要がある条件下での入力デバイス
・発話困難な方や、四肢が不自由な方や寝たきりの方の生活支援(車いす操作やコミュニケーション手段)
- 14:00~14:25
- 情報
7)テーマに応じて自動抽出した複数の視点からSNS投稿を表示する対話型マップシステム
東洋大学 情報連携学部 情報連携学科 教授 神場 知成
新技術の概要
SNSで任意の話題を検索すると、大規模言語モデルが投稿群からその話題固有の論点を自動抽出し、各投稿を複数視点からスコア化して対話型マップに配置する技術。利用者は一覧を順に読むだけでは気づきにくい議論の広がりを俯瞰できる。
従来技術・競合技術との比較
従来のSNS検索は時系列や関連度順の一覧表示が中心で、感情分析も肯定・否定などの単純分類にとどまりやすい。本技術は検索結果ごとに論点軸を生成し、投稿を軸上に配置するため、話題の構造を探索的に把握できる。
新技術の特徴
・検索キーワードと投稿内容に応じて、LLMが話題固有の分類軸を自動生成する
・投稿を複数の視点からスコア化し、2次元の対話型マップとして表示する
・投稿一覧とマップを連動させ、利用者が関心のある投稿や異なる立場の投稿を探索できる
想定される用途
・ポータルサイトやSNS分析サービスにおける、新たな検索・可視化機能
・新製品・サービスに対するSNS上の反応や論点の分析
・自治体・企業・報道機関における市民・顧客・世論の把握
関連情報
・デモあり
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
上智大学 学術情報局 研究推進センター
TEL:03-3238-3173
Mail:g_rant-co
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中央大学 研究戦略本部 研究支援室
TEL:03-3817-1674
Mail:ksanren-grp
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東洋大学 研究推進部 研究推進課
TEL:03-3945-4199
Mail:ml-chizai
toyo.jp
中京大学 研究推進部 研究支援課
TEL:052-835-8068
Mail:liaison
ml.chukyo-u.ac.jp
新技術説明会について
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
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Mail:scett
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