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公立諏訪東京理科大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年02月19日(木) 09:55~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、公立諏訪東京理科大学

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 計測

1)設備投資不要な高精度屋内測位技術

公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 教授 橋元 伸晃

新技術の概要

5G通信を模擬した超広帯域無線(UWB)基地局からの距離情報、構造物情報と地磁気・加速度・気圧センサの情報を組み合わせ、高精度に屋内位置検出する新手法を提案し、小型モジュールで実証した。これにより専用設備投資なく、これらセンサを搭載した5G対応端末で、屋内でも正確な端末位置座標を取得できることを示した。

従来技術・競合技術との比較

屋外で人/モノの座標測位手法としてGPSを用いたGNSS方式が技術的に確立されおり、スマホからカーナビまで広く普及している。しかし、屋内位置の測位では、ビーコン、WiFi、Bluetooth等の手法で実用化されてはいるが、それぞれ専用設備投資が必要なのでGNSSほど普及するまでには至っていない。

新技術の特徴

・屋外のGPS測位に匹敵する、新たな設備投資不要な屋内高精度測位技術
・既にスマホ端末に入っているセンサーで計測可能、簡易TAGにも展開可能
・屋内外シームレスな測位も可能で、屋内ナビ誘導が可能

想定される用途

・スマホによる屋内、屋内外連続、地下街、地下駐車場の目的位置までの誘導
・工場・商業施設内動線管理、工場内パレット位置管理、店舗内ロボット位置管理
・ペット、入院患者の見守り、ヒトの移動と連動した屋内サイネージ、オフィス空間制御

  • 10:30~10:55
  • 機械

2)残留振動を生じない準最短時間位置決め制御

公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 教授 星野 祐

新技術の概要

本技術は、搬送装置可動部の高速位置決めによって生じる残留振動を抑制し、可動部の加速度・速度制約の下で整定時間を短くする位置決め制御技術である。減衰振動系や複数の振動モードにも対応でき、実装が容易であり、加速度の切り替え回数が他の手法より少ないため静粛性に優れ、駆動機構の負担が小さい等の特長を有する。

従来技術・競合技術との比較

可動部の加速度と速度に関する制約を明示的に指定した上で移動時間の短い目標軌道を得られること、本技術を適用して得られる可動部目標軌道の形状が従来に比べて単純であり、実装が容易で静粛性に優れ、駆動機構の負担が小さいなどの進歩性を有する。

新技術の特徴

・可動部の加速度・速度制約を考慮できる
・単純な形状の目標軌道で振動制御が可能
・減衰振動系にも対応可能

想定される用途

・タクトタイムの短縮を必要とする高速位置決め機構を含む製造装置
・吊り下げ搬送物資の残留振動の抑制
・軽量化などによって剛性が低くなったシステムの位置決め制御

  • 11:00~11:25
  • アグリ・バイオ

3)活性酸素を指標にした多様な農薬種の超効率選抜手法

公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 教授 来須 孝光

新技術の概要

本スクリーニングは多様な生理機能を持つ活性酸素を選抜指標に、健全性指標の1つである葉緑体のクロロフィル蛍光を組み合わせた2段階選抜から構成。96穴プレート内の少量の植物培養細胞において実施されるため、使用化合物量を大幅に削減/低コスト化でき、多様な農薬種のスループット選抜が1回の試験で可能。

従来技術・競合技術との比較

従来の可視化選抜に代表される表現型ベース探索と比較して、ハイスループット探索に優れている。生体内に複数の発生源と広範な生理作用点を有している活性酸素を選抜指標に用いることで、抵抗性誘導剤、生物刺激剤および除草剤等の多種類の農薬取得が可能であり、マルチターゲットな新規作用を持つ薬剤探索にも適している。

新技術の特徴

・多様な農薬種の同時選抜
・低コスト/迅速化選抜
・マルチターゲット選抜

想定される用途

・植物抵抗性誘導剤
・生物刺激剤(バイオスティミュラント)
・除草剤

  • 11:30~11:55
  • エネルギー

4)水酸化ニッケルを代替する亜鉛負極電池用正極材料

公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 准教授 小川 賢

新技術の概要

亜鉛負極電池の研究が進む中、今回は層状複水酸化物構造を応用した新しい正極活物質を紹介します。二種金属を含む層間に陰イオンが可逆に出入りし、アルカリ水溶液中でもインターカレーション反応が可能で、亜鉛負極と好適に組み合わせられます。

従来技術・競合技術との比較

本材料は従来の水酸化ニッケルより充放電が速く電力損失が少ない。水酸化物イオンのインターカレーション反応により水分量が変化せず、亜鉛負極との安定な動作やゲル電解液を用いた半固体電池への応用が期待できる。

新技術の特徴

・急速充電が可能
・電力損失が少ない
・バイポーラ構造が設計しやすい

想定される用途

・電気自動車(BEV)の補機バッテリーとしたニッケル亜鉛電池の展開(鉛蓄電池の代替)
・HEV用バッテリーとしてニッケル水素電池の正極活物質の代替
・安全性が重視される場所(建物地下やデータセンター等)の定置型電池への展開

関連情報

サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

公立諏訪東京理科大学 産学連携センター
TEL:0266-73-1345 
Mail:sangakuアットマークadmin.sus.ac.jp
URL:https://www.sus.ac.jp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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