説明会の
お申込み

岡山大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年12月01日(火) 09:55~14:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、岡山大学

説明会のお申込みはこちら

<お申込み方法・聴講方法>

聴講をご希望される方は、「説明会のお申込みはこちら」よりお申込みください。

申込受付:開催日前日まで

・お申込み完了後、マイページが設定され「事前登録完了のお知らせ」が届きます。
・メールに従いログインIDとパスワードでマイページへのアクセスをご確認ください。
・開催日前日にマイページより聴講用URLをご案内いたします。
・当日はマイページよりご聴講いただけます。

発表内容詳細

  • 09:55~10:00

開会挨拶

岡山大学 副理事 窪木 拓男

  • 10:00~10:25
  • 医療・福祉

1)肺単独常温局所灌流システムの開発

岡山大学 学術研究院医療開発領域 臓器移植医療センター 助教 田中 真

新技術の概要

本技術は、摘出前のドナー体内で肺循環のみを再構築するために使用できる肺単独常温局所灌流システム及び該肺単独常温局所灌流システムを用いた移植前の肺の機能を評価する方法である。既存のECMOポンプ、人工肺、チューブ回路、カニューレを応用して構成することで、移植の可能性を広げることができる。

従来技術・競合技術との比較

肺移植において、摘出後の肺を体外回路上で評価する技術では、大掛かりな専用装置や高価な専用灌流液が必要であった。本技術は、肺のみを対象として摘出前のドナー体内で常温灌流・換気下評価を行うことで、腹部臓器の温虚血許容時間に制限されることなく、温虚血時間が延長した肺であっても、移植可能性を評価できる。

新技術の特徴

・全身循環から独立した肺循環を構築し、肺に限定した薬剤・細胞・遺伝子等の投与、回収および反復サンプリングが可能
・肺を摘出せず胸郭内に保持したまま灌流・換気でき、吸入物質、治療薬および呼吸関連機器に対する肺の反応を経時的に評価可能
・灌流量、肺血管圧、温度、灌流液組成および換気条件を個別に制御でき、肺障害、臓器修復、薬効・毒性評価など目的に応じた実験環境を構築可能

想定される用途

・ドナーの肺が移植に適しているかどうかを肺の摘出前に評価する装置

  • 10:30~10:55
  • デバイス・装置

2)医薬品に混入する発がん性物質の光除去技術

岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 研究准教授 山崎 賢

新技術の概要

近年、国内外の医薬品から発がん性物質であるニトロソアミン類が微量に検出される事例が相次いでいる。しかし、医薬品中に混入した微量のニトロソアミン類のみを除去することは極めて困難であった。本研究では、室温・可視光照射という反応条件下で、医薬品中のニトロソアミン類のみを選択的に分解する手法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来、ニトロソアミン類の分解には強酸・高温・紫外線照射といった過激な条件が必要であり、医薬品原薬のような複雑な構造を持つ化合物も同時に分解されてしまう問題があった。我々の技術では、反応性の高い化合物が共存する条件下でも、ニトロソアミン類のみを選択的に分解することが出来る。

新技術の特徴

・簡便な操作
・高い選択性でニトロソアミンのみ除去
・有機溶媒や水中でも適応可能

想定される用途

・医薬品原薬製造プロセス
・医薬品品質管理
・水質向上

  • 11:00~11:25
  • 情報

3)大容量のデータを高速かつ低負荷でテキストマイニングを実行するプログラムの提案

岡山大学 学術研究院社会文化科学学域 教授 尾関 美喜

新技術の概要

企業での会議の会話、グループや1-on-1などの会話の分析において、どのような特徴があるかを数理的な背景をもとに解析して、会話の特徴を分析するテキストマイニングツールを提案します。従来のテキストマイニングでは処理できなかった規模のテキストを相関関係を利用して、会話の特徴を抽出します。これにより、会議の会話やグループの会話などで、どういう話し方が特徴的かを分析することができます。

従来技術・競合技術との比較

従来のテキストマイニングツールでは、対象となる分析データを構成する要素が3以上の場合、すべての軸の組み合わせについて2次元平面に投影するため、負荷が大きくなります。
本発明は、N次元のベクトルデータとして示される複数の分析データの距離に基づいてクラスタリングの分析を行うため、計算負荷を軽減できる点に優位性があります。

新技術の特徴

・会話の分析をAIとは異なり、数理に基づいて特徴を分析できる
・従来の手法では分析できなかった相関を考慮したクラスター分析
・外部データと接続することで、良い会議での言葉の特徴を分析

想定される用途

・決断をしなくてはいけない会議における発言を分析して、うまく進んだ会議での特徴を抽出
・1-on-1などで上手い指導をしている会話の特徴を抽出
・グルーブワークなどでの会話の特徴の抽出

関連情報

・デモあり

  • 11:30~11:55
  • アグリ・バイオ

4)骨や皮膚のクオリティーを測る

岡山大学 学術研究院医歯薬学域(歯) 生体材料学 助教 大高 晋之

新技術の概要

骨や皮膚などの組織を赤外線で調べ、その状態や強さに関わる情報を総合的に読み取る技術である。目に見えない組織の変化を早期に捉え、一人ひとりに適したヘルスケア、診断や治療法の選択、再生医療材料の品質評価に役立つことが期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の赤外線分析では、限られた成分や特定の変化を個別に調べる方法が中心で、組織内で同時に起こる複雑な変化をまとめて捉えることが難しかった。本研究は、一度の測定に含まれる多様な情報を生かし、組織の質や機能をより詳しく評価できる可能性がある。

新技術の特徴

・生体組織のクオリティーを多面的に測る
・目に見えない変化を数値化
・骨や皮膚など多様な組織に展開可能

想定される用途

・骨質の評価
・皮膚や結合組織の状態評価
・加齢や治療に伴う組織変化の把握

  • 13:00~13:25
  • 創薬

5)新規マイクロプロテインで実現する骨形成促進とゲル化制御

岡山大学 学術研究院医歯薬学域(歯) 口腔形態学 教授 岡村 裕彦

新技術の概要

転写因子の上流にコードされる新規マイクロプロテインは、低分子かつ生体由来であるため安全性・生体適合性に優れ、骨芽細胞分化促進活性、フィブリン塊形成阻害活性及びフィブリンハイドロゲル化誘導活性を有する。既存のコスト・副作用・免疫原性の問題を回避し、広範な産業領域への応用を可能にする。

従来技術・競合技術との比較

タンパク質性増殖因子(BMP、FGF、VEGF、Tβ、TGF-β、 EGF等)は、製造コストの高さ、熱・酵素的不安定性、免疫原性、凝集性、ならびに投与量依存的な副作用という本質的な課題を抱えており、その応用には制約がある。

新技術の特徴

・石灰化促進およびALPおよび活性増強が確認され、骨芽細胞分化促進能を有する。
・フィブリノーゲン・トロンビンとの同時混合によりフィブリン塊の形成をほぼ完全に阻害する機能を有する。
・Beriplast P Combi-Set市販フィブリン接着剤に後添加することで、フィブリン塊の体積膨張・透明化(ハイドロゲル化)を誘導する新規機能を有する。

想定される用途

・骨再生医療、インプラント周囲骨形成促進、歯周組織再生、骨粗鬆症治療補助、軟骨再生等への応用
・医療デバイスの抗血栓コーティング、体外循環回路の保護、水産・養殖装置のタンパク質付着防止、食品加工機器の非付着表面処理等への応用
・薬剤徐放型ドラッグデリバリーシステム、止血・創傷治癒材料、歯科ドライソケット治療材、神経外科用軟性シーラント、3D細胞培養スキャフォールド、組織工学用足場材料、水産・養殖分野における魚体創傷治癒促進材等への応用

関連情報

・サンプルあり

  • 13:30~13:55
  • 材料

6)加熱で再成形できるリサイクル可能な固体電解質材料

岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 工学系応用化学講座 研究教授 渡邉 貴一

新技術の概要

我々は、架橋点のそばだけをハロゲン化物イオンにし、それ以外を解離しやすいアニオンにした架橋高分子イオン液体樹脂を開発した。加熱のみの一段階反応で得られ、170℃で網目が組み換わるため、加熱プレスで3回以上作り直せる。イオン伝導性を保ったまま再成形できる固体電解質材料である。

従来技術・競合技術との比較

架橋樹脂は強度に優れるが、一度成形後は作り直せない。動的な結合で架橋するビトリマーはこれを解決するが、従来は対アニオンが1種類のため、イオン伝導性を高めると動的結合が失われてしまい、伝導性と再成形性を両立できなかった。本技術は2種のアニオンに役割を分担させ、伝導性と再成形性の両立を実現した。

新技術の特徴

・溶媒も触媒も使わない一段階の加熱反応で、自己支持性のフィルムが得られる。
・加熱により架橋点が組み換わるため、破片を加熱プレスするだけで元の性能の材料に戻せる。
・2種類のアニオンを混ぜるだけで、伝導性と再成形性のバランスを自在に調節できる。

想定される用途

・全固体電池やキャパシタの固体電解質
・加熱で剥がせる易解体性の接着剤
・帯電防止性や導電性が求められるリサイクル可能な樹脂部材

関連情報

・サンプルあり

  • 14:00~14:25
  • エネルギー

7)環境に優しいケーブルを提案!「低損失リッツ線の開発」

岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 助教 井上 良太

新技術の概要

リッツ線は1,000本以上の細い銅線を撚って製作される電線です。これまで、電線メーカーのノウハウで製作されることから、リッツ線に発生する損失が大きくなることが問題でした。本研究では、「リッツ線の撚り方を計算するプログラム」を用いることで、ノウハウではなく理論的に低損失なリッツ線の導体構造を提案します。

従来技術・競合技術との比較

岡山大学ではノウハウではなく、論理的な観点から「低損失なリッツ線」の設計指針を提案しております。
本発明の特徴:交流抵抗の増加を抑える低損失なリッツ線を提供する。
既存技術との比較:提案リッツ線は市販のリッツ線に比べて、約25%の交流抵抗を低減する。

新技術の特徴

・低損失
・曲げ易い
・高強度

想定される用途

・非接触給電システム
・IHクッキングヒーター
・電力変換器(高周波トランス、インダクタ)

関連情報

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり

  • 14:30~14:55
  • アグリ・バイオ

8)蛍光および放射性同位体イメージングのための簡便な核酸標識法

岡山大学 大学院ヘルスシステム統合科学研究科 ヘルスシステム統合科学専攻 教授 大槻 高史

新技術の概要

多様な天然核酸や核酸医薬の作用機構を解明するうえで核酸の細胞内局在や生体内動態の調査は重要であり、そのような調査には核酸の標識が必要である。本発表では、蛍光標識・放射性標識のための簡便、低コストな核酸標識技術について報告する。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、化学修飾的に核酸を標識する技術であり、その目的において一般的に市販の標識試薬が用いられる。市販の標識試薬は蛍光標識を可能にするが放射性標識には使えない。また、市販の標識試薬はコストが高いうえ、保存安定性が低いためすぐ使えなくなってしまう。

新技術の特徴

・操作が簡単
・用いる標識試薬の保存安定性が高い
・蛍光イメージングのための蛍光標識と、PET等の放射性同位体イメージングのための放射性標識が可能

想定される用途

・核酸医薬の生体内動態を調べるための放射性標識
・核酸医薬の細胞内動態・局在を調べるための蛍光標識
・天然核酸の細胞内動態を調べるための蛍光標識

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

岡山大学 研究・イノベーション共創機構 知的財産本部
TEL:086-251-8472
Mail:chizai アットマークokayama-u.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

Go Top