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東京都立大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2023年06月22日(木) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京都立大学

発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 機械

1)使い捨て可能な指を有するロボットハンド

発表資料 プレゼン動画

東京都立大学 大学院システムデザイン研究科 機械システム工学域 准教授 和田 一義

https://www.comp.sd.tmu.ac.jp/wada-lab/

新技術の概要

食品産業の自動化が求められているが、食品には様々な種類や形状のばらつきがある。そこで様々な形状の物体を把持可能で指部分を交換可能なロボットハンドを開発した。物体に触れる指部に安価な素材を用い使い捨てる。これにより衛生を保つための定期的なメンテナンスや洗浄を不要とする。

従来技術・競合技術との比較

食品を扱う環境への導入を想定したエンドエフェクタには様々なものが存在する。しかし実際に使用する際は定期的なメンテナンスや洗浄が必須である。

新技術の特徴

・指部がシート上の紙部品1枚から構成され安価で使い捨て可能
・つまみ把持、なじみ把持の2種類の把持方法を有し様々な物を把持可能
・使用済みの指を新しい指と一瞬で交換可能

想定される用途

・食品工場や厨房などでの食品の盛り付け
・医療現場での汚染物のハンドリング
・その他、衛生が求められる場面でのハンドリング作業

  • 14:00~14:25
  • 創薬

2)マラソンに強い筋肉を作る

発表資料 プレゼン動画

東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 ヘルスプロモーションサイエンス学域  准教授 眞鍋 康子

https://www.comp.tmu.ac.jp/muscle/

新技術の概要

R-spondin3は骨格筋細胞の中でも遅筋細胞(持久的な能力を有する筋細胞)から特異的に分泌されるホルモン様物質(マイオカイン)であることを発見し、未熟な筋細胞を持久耐性のある遅筋細胞へ誘導する作用があることが明らかとなった。

従来技術・競合技術との比較

筋細胞は速筋(一瞬で発揮張力が強い)と遅筋(発揮張力は弱いが持久的)に大別される。筋の分化段階でこれらを人為的に制御するのは難しいとされていたが、今回、未熟な筋細胞をR-spondin3で処理することで遅筋細胞へ誘導されることが明らかになった。

新技術の特徴

・R-spondin3は遅筋細胞から特異的に分泌されるマイオカイン
・R-spondin3は未熟な筋細胞に作用し遅筋細胞へ誘導する
・R-spondin3はβ-カテニン経路を活性化し、遅筋細胞へ誘導する

想定される用途

・骨格筋細胞を遅筋細胞に誘導する薬剤としての応用
・培養肉など赤身肉などを作ることに貢献
・遅筋が萎縮するような病態の治療への応用

  • 14:30~14:55
  • 計測

3)熱蛍光素子に蓄積された放射線量測定方法の新たな可能性

発表資料 プレゼン動画

東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 放射線科学域 教授 眞正 浄光

新技術の概要

近年、放射線を受けたある種の物質が後に加熱されたときに発光する熱蛍光現象を利用した放射線の測定技術が進展している。本発明は、レーザー加熱方式を採用することで、従来よりもさらに高温領域まで熱蛍光特性を把握することを可能にした熱蛍光の測定方法を提供する。

従来技術・競合技術との比較

従来の加熱方式(赤外線や熱風等)では、熱蛍光素子を構成するガラス管等の部品の溶融や変形を防ぐため、350℃前後までの温度範囲で読み出しを行っており、一部の温度領域までしか放射線エネルギーを読み出すことができなかった。本発明によって、放射線エネルギーの計測時間短縮可や効率化、装置の小型化が可能である。

新技術の特徴

・短時間で多くの放射線エネルギーを読み出すことができる
・アニール処理を省略できる
・レーザー加熱法はヒーター等での加熱と比べ、温度管理が容易・省エネルギー・長寿命である

想定される用途

・水晶体用の個人被ばく線量計
・中性子とγ線混在場でのγ線測定用素子
・ドシメータの高感度化

  • 15:00~15:25
  • 医療・福祉

4)超音波3次元イメージングセンサの単一送受信回路による実現

発表資料 プレゼン動画

東京都立大学 大学院システムデザイン研究科 電子情報システム工学域 教授 田川 憲男

https://www.comp.sd.tmu.ac.jp/t-lab/tagawalab/home/Welcome.html

新技術の概要

超音波による3次元イメージングの廉価な実現を目的に、2次元振動子アレイにおいて、同時に活性化させる振動子を電子的に不規則に切り替えながら、単一の送受信回路で動作するセンサを構成する。受信信号は多くの反射信号の合成となるため、サブバンド成分の位相情報に基づく信号処理を適用して高画質化を実現する。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、従来の振動子アレイシステムの電子回路部の大幅な簡素化を実現する。信号処理部は、同じ受信信号に対してであれば、従来手法に比べて高解像化を可能とする。他の単一送受信システムに対する利点として、回転・並進等の機械操作部を電子スイッチで置き換えることで、追加の計測制御系を避けることができる。

新技術の特徴

・2次元アレイ超音波センサの電気回路部の大幅な簡素化
・不規則符号化送受信の電子的実現による効率化と高機能化
・サブバンド位相情報の検出と制御による高解像イメージング

想定される用途

・シール型3次元超音波センサ(医用診断用)
・3次元距離センサ(ソナー,車載用環境センサ)
・2次元超音波診断装置のシステム簡略化

関連情報

・デモあり

  • 15:30~15:55
  • 環境

5)DAC用固体吸着材の開発

発表資料 プレゼン動画

東京都立大学 大学院理学研究科 化学専攻 教授 山添 誠司

https://yamazoelab.cpark.tmu.ac.jp/yamazoelab/ja/index.html

新技術の概要

シリカ表面にアミン化合物をデザイン・固定化した材料を開発した。本材料は大気中の二酸化炭素を水蒸気存在下でも効率良く吸収し、80℃以下の温度で吸着した二酸化炭素を脱離できる、direct air capture(DAC)用の新しい二酸化炭素吸着・回収材料である。

従来技術・競合技術との比較

二酸化炭素の吸着材として使われてるゼオライト等の多孔体は水蒸気存在下では二酸化炭素の吸着能力が落ちてしまうが、本研究で開発した材料は水蒸気存在下でも吸収性能の劣化がない。また、アミンを固定化した同様の固体吸着材は多数報告されているが、開発した材料はDAC条件においてアミン固定化量に対する二酸化炭素吸着量が多いのが特徴である。

新技術の特徴

・水蒸気存在下でも性能が落ちることなく大気中の二酸化炭素を効率良く吸収である点
・DAC条件においてアミン固定化量に対する二酸化炭素吸着量が多く、表面のアミンの利用効率が高い点
・表面のアミン化合物を変更可能であり、目的に応じて表面構造を変えることが出来る点

想定される用途

・大気中やオフィス等の二酸化炭素の吸着・回収
・排気ガス中の二酸化炭素の吸着・回収
・スペースシャトルや潜水艦等の閉ざされた空間の二酸化炭素の除去・回収

関連情報

・展示品あり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京都立大学 総合研究推進機構
TEL:042-677-2829 
Mail:ragroup アットマークjmj.tmu.ac.jp
URL:https://research-miyacology.tmu.ac.jp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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